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社会人が取る資格の受験料と合格率はいくらですか?主要8資格を試験実施団体の公式発表で確認しました

主要8資格の受験料は5,500円から17,790円まで、合格率は5.5%から56.47%まで開きました。ただし8資格の合格率を同じ列に並べて比べることはできません。日商簿記2級は同じ級でも試験方式によって合格率が15.1%と31.9%に分かれ、TOEICには合格率という概念そのものがないためです。2026年8月27日に各試験実施団体の公式発表で確認しました。

社会人が取る資格の受験料はいくらですか?

5,500円から17,790円です。ラーニーズ学びナビが2026年8月27日に8つの試験実施団体の公式サイトで確認しました。最も安いのは日商簿記検定2級の5,500円、最も高いのは中小企業診断士第1次試験の17,200円にオンライン決済事務手数料590円を加えた17,790円です。

8資格の受験料と合格率を並べるとどうなりますか?

各試験実施団体が公式に発表している数字をそのまま転記しました。合格率は、どの試験回のものかを必ず添えています。

資格受験料税区分直近の合格率対象の試験回実施回数
日商簿記検定2級(統一試験)5,500円税込15.1%第173回 2026年6月14日年3回
日商簿記検定2級(ネット試験)5,500円+事務手数料550円税込31.9%2026年4月から6月随時
宅地建物取引士8,200円非課税18.7%令和7年度 2025年10月19日年1回
基本情報技術者試験7,500円税込38.5%令和8年度4月から7月の累計随時(CBT)
FP技能検定2級 学科(日本FP協会)5,700円非課税47.18%2025年10月から2026年2月随時(CBT)
FP技能検定2級 実技(日本FP協会)6,000円非課税56.47%2025年10月から2026年2月随時(CBT)
社会保険労務士15,000円非課税5.5%第57回 2025年8月24日年1回
中小企業診断士 第1次試験17,200円+事務手数料590円非課税(手数料は税込)23.7%令和7年度年1回
TOEIC Listening & Reading7,810円(認定証発行なしは7,700円)税込合格率の概念なし2025年度の平均616点受験地により異なる
第一種衛生管理者8,800円非課税46.8%令和7年度センターにより年6回から50回

表の要点は、受験料の差が最大3倍なのに対して、合格率の差は5.5%から56.47%まで10倍以上ある点です。受験料の高さと難しさは対応していません。

合格率が最も低いのはどの資格ですか?

社会保険労務士です。第57回(2025年8月24日実施)の合格率は5.5%でした。受験申込が53,618人、受験者が43,421人、合格者が2,376人と社会保険労務士試験オフィシャルサイトが発表しています。受験率は81.0%です。

社会保険労務士試験は年1回です。合格率5.5%で年1回のため、1回で受かる前提の計画は立てにくい試験です。

第58回は令和8年8月23日に実施済みですが、合格発表が令和8年10月1日のため、2026年8月27日時点で結果は発表されていません。

同じ資格なのに合格率が2倍違うことはありますか?

あります。日商簿記検定2級は、統一試験の合格率が15.1%、ネット試験の合格率が31.9%です。同じ2級でも2倍以上の差があります。

日本商工会議所の受験者データによると、統一試験の第173回(2026年6月14日)は受験者5,724名に対して合格者728名で15.1%でした。ネット試験の2026年4月から6月は受験者33,659名に対して合格者10,749名で31.9%でした。

「日商簿記2級の合格率は約15%」と書かれた記事と「約30%」と書かれた記事は、どちらも正しい可能性があります。統一試験とネット試験のどちらの数字かを確認しないと比較になりません。受験者数もネット試験のほうが約6倍多く、2026年4月から6月のネット試験受験者33,659名に対し統一試験第173回は5,724名でした。

受験料も方式で違います。統一試験は5,500円(税込)ですが、ネット試験は5,500円に事務手数料550円が加算されます。統一試験の事務手数料は商工会議所によって異なり、日本商工会議所の公式サイトには具体額の記載がありません。

なお受験料は2024年4月1日施行分から改定されており、それ以前は4,720円でした。改定前の金額を載せたままの解説記事が残っています。

合格率はどの資格も同じ計算方法ですか?

違います。分母の取り方が試験によって異なります。

中小企業診断士第1次試験の令和7年度は、申込26,211人、受験者が2種類の数え方で21,678人と18,360人、合格者4,344人でした。公式に発表されている合格率23.7%は、合格者数を全科目受験者数(18,360人)で割った値です。申込者数を分母にすると16.6%になります。

宅地建物取引士の令和7年度は、申込306,099人、受験245,462人、合格45,821人で、公式の合格率18.7%は受験者数を分母にしています。申込者数を分母にすると15.0%です。宅地建物取引士は申込者の約2割が受験していません。

合格率を比べるときは、分母が申込者数か受験者数かを確認してください。同じ試験でも数字が2ポイントから7ポイント変わります。この記事の表は、各試験実施団体が公式に発表している合格率をそのまま使っています。

通年で受けられる資格はどれですか?

8資格のうち4つが通年または随時の実施です。基本情報技術者試験、FP技能検定2級、日商簿記検定2級のネット試験、第一種衛生管理者です。

  • 基本情報技術者試験はCBT方式で通年実施されています。令和8年度は4月から7月の累計で応募52,349人、受験44,025人、合格16,955人、合格率38.5%と情報処理推進機構が令和8年8月21日現在の値を公表しています。
  • FP技能検定2級は原則CBT方式で、休止期間を除きテストセンターの空き日時から随時選択します。回数という概念がありません。
  • 日商簿記検定2級のネット試験は随時ですが、統一試験の前後に休止期間があります。
  • 第一種衛生管理者は全国7センターと東京・大阪の試験場で通年実施されており、令和8年度の日程表ではセンターにより年6回から50回まで幅があります。

年1回しか受けられないのは、宅地建物取引士、社会保険労務士、中小企業診断士第1次試験の3つです。宅地建物取引士は毎年10月の第3日曜日、中小企業診断士第1次試験は令和8年度が8月1日と2日の2日間で全国10地区です。

受験料が上がった資格はありますか?

中小企業診断士です。令和7年6月25日付の規則改正により、令和8年度から第1次試験の受験手数料が14,500円から17,200円へ上がりました。

同時に第2次試験は17,800円から15,100円へ下がっています。第1次試験と第2次試験を合わせた総額32,300円は据え置きです。

中小企業診断士を第1次試験だけ受ける段階では負担が2,700円増え、両方受ける場合の総額は変わりません。

日商簿記検定2級も2024年4月1日施行分から4,720円が5,500円へ改定されています。それ以外の6資格について、受験料の改定日は今回確認した公式ページに記載がありませんでした。

TOEICに合格率はありますか?

ありません。TOEIC Listening & Readingは合否ではなくスコアで結果が出る試験のため、合格率という概念がありません。

国際ビジネスコミュニケーション協会が公表している2025年度の公開テストの平均スコアは616点で、受験者数は755,473人です。内訳は社会人が308,493人で平均649点、学生が434,399人で平均592点です。

平均スコアの推移は、2023年度が612点で受験者746,178人、2024年度が615点で受験者735,425人、2025年度が616点で受験者755,473人です。3年間で平均スコアは4点上がっています。

受験料は7,810円(税込)で、紙の公式認定証の発行がない場合は7,700円(税込)です。リピート受験割引があり、2026年12月までの試験日は6,710円(税込)、2027年1月以降は7,150円(税込)になります。

この記事で確認できなかったことは何ですか?

主な項目は4つです。数字を推定して埋めていません。

  • 日商簿記検定2級の統一試験の事務手数料の具体額は、商工会議所ごとに異なるとの記載のみで、金額の記載がありませんでした。
  • 宅地建物取引士、基本情報技術者試験、FP技能検定2級、TOEIC、第一種衛生管理者の受験料の改定日は、今回確認した公式ページに記載がありませんでした。
  • FP技能検定2級のうち、きんざいが実施する分の合格率は、公式の試験結果ページに到達できなかったため取得していません。この記事の数字は日本FP協会が実施する分のみです。
  • 令和8年度の宅地建物取引士、社会保険労務士、中小企業診断士の結果は、2026年8月27日時点でいずれも発表前です。中小企業診断士第1次試験は9月1日、社会保険労務士は10月1日に発表予定です。

この記事はどうやって調べましたか?

2026年8月27日に、8つの試験実施団体の公式サイトと、団体が公開している試験結果のPDFを開いて数字を転記しました。資格スクールのサイト、まとめサイト、百科事典は使っていません。資格スクールが公表する合格率は自校の受講生を対象にした独自の集計であることがあり、試験全体の合格率とは分母が異なるためです。

確認先のドメインが変わっている団体もあります。中小企業診断士の試験実施団体の公式ドメインは jf-cmca.jp で、旧ドメインの j-smeca.jp は2026年8月27日時点で到達できませんでした。旧ドメインへリンクしている解説記事は、リンク先が確認できない状態になっています。

受験料は改定され、合格率は試験回ごとに変わります。受験の前には、必ず各試験実施団体の公式サイトで最新の金額と日程を確認してください。

確認した公式資料